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無事帰館すると受付の男の子に調べてもらいました、 ジャズクラブ＆レストラン「よしず」を。 私は「よしず」葦ず張り（葦簀ばり）か！？と思ってた。 知ってか知らずか、彼はインターネットで調べて教えてくれました。 Yoshi'sOaklandと。 私は、「日本人がオーナー」と、教えてくれたから、と勝手読み、 その子は、発音どうりに調べた。 恥はかかなかったが、チョット汗かいた。 もう、数えるのは止め！バカを数えたい人はご勝手に！リッチモンドからオークランドは、SFへ曲がらず、FWYを南へ真っ直ぐ。ほんのそこです。 FWYをKing stで降りて、また暫し沈思黙考。ではなくOakの地図と睨めっこ。 FWYからは回りながら降りるので、方角が全く判らない。 誰かに聞こうか、だだっ広い道路で、夕暮れの中、極端に人通りがありません。 体のあちこちを使って、やっと「Yoshi's」を見つけました。 中は、人で一杯。向かって右に日本食レストラン、左が、ライブハウス、でした。 正面に掲示板があって、出演者の写真などが貼ってあります。 見てみました。「えッ、Lee Ritenourと言ったらリーリトナー（L.R）、じゃないか！！」 ビックリ仰天しました。これは超大物ギタリストです。＄24.-！ うん、これは見なくちゃあ,とチケット売り場へ。 冷たくSold Outと言われちゃいました。 そうだよな、こんな凄いプレイヤーを予約もせずにちょこっと来て さっと、見られるわけがない、とあっさり諦め、 ま、せっかく来たんだから食事でもして帰ろうか、と日本食のコーナーへ。 入り口に大人のご婦人と若いご婦人がいて、案内してくれました。 何食べたっけ、そう、好きな握り寿司だったな。 ビールは？車だったからなあ・・・そうだレシート。 いや、朝日ビールを飲んでましたね。総額$25.83.- 午後7時2分に支払ってました。 食事の途中、驚きました、店の前を長い列車が通るじゃあ〜りませんか！ 「なんだこりゃあ！」Amtrakと名前が読めます。 全米鉄道旅客輸送公社（語源 American travel and truck） 暫くの間、あっけにとられて、ボーッ、としてました。 道路上の線路に全く気がついていませんでした。 列車で驚いたのは、04年5月の日記以来でした。 店内には、伝統的な日本の品々が案配良く展示され、オーナーのセンスが窺えます。 さて、と出口の方へ向かいますと、先程の大人のご婦人が、声をかけてくれました。 「どうです、チケットは買えましたか？」 「え、いいえ、売り切れでした。」 「そう。ちょっと待って御覧なさい、何とかなるかもしれない。 私、Yoshiです。」 「はい、お願いします。」と私。 『あ、オーナー、か！？』 付いて参りますと、チケット売り場で一言、二言。 「買ってらっしゃい。」とYoshiさん。すぐ買えました。 それからデジカメ、3,4枚。撮ったり撮られたり。 案内してもらって、席へ。最前列、かぶりつき、です。 若いカップルがいました。話をすると、お二人は日本人。 彼は（松井君）趣味でギターを、彼女は（マリさん）こちらでサックスの勉強中。 中は、Blue Note東京、みたいな感じです。 200位のキャパかな。暫く座席を見回していました。 え〜、本当のことを言って、私には何がなんだか判らないのです。 自分では、思い当たることが、ないのです。 リーリトナーグループの演奏開始。 名前こそ知ってはいたが、殆ど聴いたことのないL.R. 顔写真も良く見たのは、初めてのL.R. 一曲目の途中まで来ましたら、涙がぼろぼろ、こぼれます。 おいおい、いい年して、ナンなんだい？と、言われそう！ 止まらないのです。 仕方なく、一曲終わったら、「どうしたんでしょうね？！」と 前のお二人にはとぼけましたが・・・ 
判りやすく、乗りやすいリズムパターンに 強力なテクニックのファンキーなメロデイーが歌いまくります。 約二時間、大いに楽しませて貰いました。 素晴らしかったですよ。 たった一人、10000kmも日本から離れていたからでしょうか、 単に、音楽に感動したからでしょうか、 まあ、不思議な心地がいたしました。素敵な時間でした。 帰りは、San Pablo Ave(R123)を、急がず、ゆっくりと御帰館です。 
