1990年、かねてから夢だった混声合唱団に参加させていただきアルトのパートを歌っておりました。
長い間声を出していなかった私は高音がどうしても出ません。
ソプラノの方々が美しい声で歌っておられるのがとてもうらやましく私もいつかは
ソプラノのパートが歌えるようになりたいという願いが日毎に膨らんでいきました。
入団して数ヶ月後の或る日、なんとなく発声してみたところ高音がコロコロと出るではありませんか。
感動と興奮で狂ったようにあ・あ・あ・あ・あとくり返し声を出しながら部屋の中をうろうろ。　
愛犬が私の耳慣れぬ声に驚きワンワンと狂ったようにほえておりました。
現在の私は低音でシャンソン・カンツォ―ネ、高音で世界の抒情歌を歌って楽しんで居ります。

 小池利英子さん
                   
   アモーレミオ・サンフランシスコの六枚の枯葉・夕焼け・チェルカミ・街角のアヴェマリア・すでに

    「五人の会」はじめて出演させていただきました。
小池利英子です。
心を込めて唄います。どうぞよろしくお願い致します。

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 立川陽子さん
                   
          再会・ゴッドファーザー愛のテーマ・アルディラ・コメプリマ・夕暮れのワルツ・Yoko

三度の食事より歌う事と弾き語りが好きな私。
この七月八日。第八回シニアシャンソンコンサート全国大会で歌唱賞を受賞。
シャンソンは年齢に関係なく楽しめて、歌う友に巡り会えるうれしさがあり素晴らしい。
又、私を若くさせてくれます。最初は伊東はじめ氏、次はロイヤルナイツセカンドテナー勝山邦夫氏、　　
現在は堀内　環氏に師事しております。
声が出る限り歌い続けたい。あの歌の様に舞台の上で死ねたら本望と私の夢が広がり続けて居ります。

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 谷村登志子さん
                   
          夜のタンゴ・街灯・毛皮のマリー・笑わないで・ヴィアンムッシュ・ガラスの部屋

     冬薔薇五つ咲かせてピアノ鳴る（薔薇＝そうび）

歌は3分間のドラマとよく言われるが、そのドラマに溶け込む、もう一人の私を演じる事のむずかしさ、
自分の貧しい詩性を掘り起こす必要に迫られる。
この無意識の中の違和感に戸惑いながらも、歌うことの喜びだけが細胞の隅々までゆきわたる。
歌は不思議なもの、たとえ拙くても心が解き放たれ、無限の小宇宙がそこに拡がるのだ。
歌との出会い、（シャンソン）が私を幸せにしてくれる。　

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 わきたさきこさん
                   
          ピギャール・待って・子供の頃・Again・リヨン駅・いつ帰ってくるの

    
私は十八歳になる老猫と二人で暮らしています。彼（チビと言います）とは付かず離れずの仲です。
家の中に何時も温かい気配を感じながら安心感と言うか居るだけでいいと言う気持ちです。
｢ずーっと長生きしてネ｣といつも言って聞かせています。
詩人の星　もんさんが「チビちゃんを抱っこしている気持ちで唄うといいわよ。」と言って下さったので
そんな気持ちで今日は心を込めて唄わせて頂きます。

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