2015年9月18日未明、ｼｬﾝｿﾆｴQuiのマスター・竹山保雄さんはｼｬﾝｿﾆｴQui50周年を目前に、癌のため亡くなりました。
  私は20年以上も前からQuiで弾かせて頂いて今も続いています。
　マスターは、芸術家の繊細さと、一流の経営者の持つ懐の深さ、を兼ね備えた方だったとつきあっていて私は何度も思わされました。歌もプロ並み。
　そして一番強く感じたのは、マスターはｼｬﾝｿﾆｴQuiを何よりも愛してたことでしょう。自分の作ったものを愛するのは普通のことではありますが
　最後に入院する少し前の事を考え合わせると良く分かります。八月三十一日に入院されたのだと思いますがそれまではほとんどﾀｸｼｰ通勤。　
　たった二週間ほどで旅立たれるとは誰が考えましょうか。マスターは自分の子供のようにｼｬﾝｿﾆｴQuiを愛していたのでしょうね。
　いやそれ以上、自分の命　と考えておられたのかも知れません。　マスター、安らかにお休みください。
　　             　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　平成27年9月22日　          　　久富ひろむ